WUGオンリー ありがとうございました
一昨々日でした。
拙本をお手にとっていただいた皆様、スペースまでお越しくださった皆様、本当にありがとうございました。会場製本のためにご迷惑をおかけしたり、どうにもあたふたしていたり、不慣れを遺憾なく露呈してしまいましたが、作中、ほんのすこしでも、楽しんでいただける瞬間がございましたら、これに勝る喜びはございません。
即売会にサークルとして参加することに、まだまだ何かと悶々するのですが、本をお渡しするそのときの幸せったらなくって、お辞儀しながら実は机に向かって頬を緩めっぱなしでいるわけで、もすこしのあいだはやめられないのかなァ、なんて思うものであります。
会場全体がWUG愛にそっくり包まれた、とっても素敵なイベントでした。
だから、その場に居合わせられた、ってことだけで、僕はもう幸せだったんだと思います。個人的なお話をすると、いつだったか、twitter上、「趣味ワルな百合えっち本を日陰にひっそり並べられるくらい盛り上がれWUG同人界隈」と願ったこと、それが叶えられて、嬉しかったです。
重ねて、皆様、本当に、ありがとうございました。
またどこかでお会いできることを祈っております。
WUGオンリー D19 Lilie Egoistica
明日です。
スペースNo.:D19
サークル名:Lilie Egoistica
にて、WUG百合小説本を頒布します。
頒布物は新刊1準新刊1既刊1、以下の通りです。
■ 既刊
『行き違えて、恋(上)』 / A6コピー / 100P / 200円
麻衣×志保。もうあと一歩の前進果たせぬばっかりに、ひとりでもんもん悩んじゃう、まいまいたちのお話の、上巻です。(下記の「おしらせ1」をご覧ください)
■ 新刊
『行き違えて、恋(中)』 / A6コピー / 約70P予定 / 100円
上記の続編です。作者としてはR付けるほどではないのですが、わりかしいわゆる「わんさか」満載ですので、その点お気になさらない方で、もしよければ。
おしらせ1:中巻、としていますが、いずれ遠くない先のどこかのイベント(未定)で、上巻分・中巻分・下巻に相当する内容をまとめてちゃんと印刷したオンデマ本を頒布します。中巻までお手にとってくださった方には、300円引きにてお渡しする予定でいますが、本が無闇に増えて困る、という方は、すみません、いましばらくお待ちください。
■ 準新刊
『想い想われ片想い』 / A6オンデマ / 138P / 400円 or 200円
(下記の「おしらせ2」をご覧ください)
未夕→佳乃。pixivにて公開している連作をまとめ、後日談ならぬ後時談短編(10P)を書き下ろしたものです。
おしらせ2:GLF12及びC87にて頒布したコピー本と内容はまったく同一です。こちらをお手にとってくださった方は、その旨お声かけくだされば、200円引きいたします。コピー本の方がお邪魔になれば、スペースまでお持ちいただければ、お引き取りします。
以上です。
なお、サークルカットに思い切り載せていた志保×佳乃ですが、諸般の事情により、用意できませんでした。誠に申し訳ございません……。
スペースD19にて、お待ちしております。よろしくお願いいたします。
『てにをは辞典』を買いました
セカイを変革し得る一握りのド天才を除いて、おそらく、ある程度の長さの文章を書いたことのある人はみな、自分の表現の乏しさというか、だんだん類型が見えてきて、抽斗の少なさやそれぞれの容量の小ささに頭抱えたことがあると思います。なるたけバリエーションを豊かにしようと、シソーラスと首っ引きで一文一文ひり出すものの、ふと「ああなんかコレ、もう使ったような気がすンなァ」とキーになるワードで全文検索かけると案の定似たような文が引っかかって、それが作風やら芸風やら、とにかく何かポジティブな特色として受け止められればいいんですけれど、「お前の書く女の子いつも“困ったような笑顔を浮かべ”てんな」なァんて言われた日には阿鼻叫喚、枕におでこをがんがんぶつけるよりないです。
それで、どがんしたらめくるめく多彩な表現力を身につけられるかって、どうせ王道はなく、不断の読んだり書いたりしかないんでしょうけれど(村上御大は“もって生まれたもので決ま”ると喝破しておられましたが*1それはプロの世界の話でしょう)、やっぱりできるズルがあるならしたいですから、カンニングペーパーならぬカンニングディクショナリーを買ってきました。以下の『てにをは辞典』という本です。
二つ以上の単語のあいだの自然な連結を、コロケーション(結合語)というそうです。例えば『百合』なら、「百合の花」、「百合が咲く」、「百合の匂い」、「百合に萌える」、「百合を読む」、「百合を書く」、「百合のオタク」等々繋がります(?)が、こうした結合語がひたすらに列挙された辞典です。それ以外はありません。単語の意味は一切載っていないので、国語辞典との併用が必要です。
試しに、『身勝手』を引いてみます。
みがって【身勝手】▲が 過ぎる。▲を とがめる。嘆く。ののしる。許さない。▲な 祈り。夫。男。女。考え。施策。主観。主張。話。犯行。人。振る舞い。要求。欲望。理屈。離合集散。リストラ。論法。自己本位の態度。評価のしかた。夢を押しつける。本末転倒の〜対応。▲は 許されない。▲に 期待する。振る舞う。▲にも ほどがある。▼ あまりに。
接着剤になる助詞ごとに、二百五十名以上の作家の文庫本や雑誌・新聞などから収集したという結合語がずらずらと、あるいはちょっと狂気を感じるくらいに並べ立てられていて、読み物としても楽しめそうです──しかし、「身勝手な祈り」って、イイですね……祈りなんて、身勝手で構わないじゃないですか、祈りなんだから。それを敢えて「身勝手なんだ」と自覚しつつ祈るのって、なんだかすごく、イイですね……。
まだ「使える」かどうかは判りませんが、少なくともぱらぱら読んでるだけで面白いので、良い買い物をしました。おすすめです。
C87 御礼&WUG小説本感想
御礼
あけましておめでとうございます。
昨年末に開催されましたコミックマーケット87にて、当サークルの本をお手にとって頂いた皆様、本当にありがとうございました! 相変わらずハンドメイド感満載のコピ本で、プリンタの不調から文字の歪みが部分部分あったり(読むのに支障をきたすほどのものは弾いていきましたが、万一判別もつかないページがありましたら、奥付の連絡先までご連絡ください)、大変申し訳ございません。
特に新刊の内容に関して、いま落ち着いて読み返すとあまりにもアレがアレで、「もうこいつの二度と読まねぇ」と思われてしまうんでないかと気が気でございませんが、性懲りなくその続きを考えつつ、自分のシュミのひとつってこうなので、水の合いそうにないと感じられたら、以降避けてください、すみませんでした……。
最後になりましたが、今回、大事なスペースを割いて本を置いてくださったジェットコークマニアさま(http://jetcokemania.hatenablog.jp/)へ、改めて心より御礼申し上げます。ありがとうございました!
WUG小説本感想
とっても嬉しいことに、今回の冬コミでは、五冊のWUG小説本と、一枚のWUG小説ペーパーと出会うことができました。それぞれの感想を、以下に。
『SWEET & TOUGHNESS 2』
ジェットコークマニア - ネハさん
ころふく - 小雪丸さん
前編と併せ活字で改めて読んでみて、夏夜と真夢のCPの魅力をがつんと味わわせて頂きました。まゆしぃの台詞台詞がどちらもすげぇかわいくって、読んでてぞくぞくしました。麻衣×愛も、まいまいの良い意味のおばかっぽさが炸裂していて、最高でした。菜々美×藍里も、早坂×白木も、楽しみです!
真夢×志保ってばやっぱりこの世の業と救いの混合液であって、本編中でもよく描かれましたが、でもじぇんじぇん足んなくって、ですから読みながら、満たされない器にだくだくどろりと流し込まれてる心持で、しほっちの好きがいじらしすぎますし、続きの気になる展開で、ああ! 後編が! 早く! 読みたい!
『夜と日時計』
daisystar - きくさん
pixivに公開なさっていた表題作は冬コミ以前より何度も拝読してあうあう唸っておりまして、他に二編収録された御本を、一行目から予想を飛び越されぷるぷる震える指で繰っていきますと、その構成にノックアウトされました。「続いてけれ……」と思わされる続かない終わりが大好きなので、けれど続きがあるなら、もちろん……!(アンビバレンス)
『眠りのオペラ』
daisystar - きくさん
なんてってもI-1の魅力のひとつって、こう言うと身も蓋もないですが"オトナなアトモスフィア"で、その濃密な凝縮に気持ちよくえづきつつ「ああこれが短編で命が助かった」と安堵しながら一方で、殺されてしまいそうな長編を求める被虐趣味とか希死念慮が頭を勿論もたげる訳で、なので首を差し出しお待ちしてます。
『Just be friends to start.』
翼鈴 - 御月さくらさん
n人n色の萌えをはっしと受け止めるだけの包容力がWUG百合にはありますが、判らないものは判らないですから、「じゃあ判らせてやらァ!」と判らせにかかるのも、判らされるのも、大変に魅力的であります。ということで判らなかったかやしほですが、判りかけたような気分にさせていただいて嬉しく、と同時に「まだよう判らんなァ、ほら、もちっと資料を」と思いつつ、ああ、しほっち超可愛かったです……。
『かやみゆ DAYS』
翼鈴 - 御月さくらさん
pixivWUG百合文壇における夏夜×未夕の第一人者の手による珠玉の短編集。彼女らふたりの押すに押されぬ愛らしさのエッセンスが、ぎゅぎゅっと濃縮、さまざまの切り口から語られており、いずれの短編も唾液の分泌と頬のつんと痛む思いにかられつつ読みましたが、特に『まだ熱があるみたい』に描かれたふたりがとってもよくって、明日は筋肉痛かもしれません。
『Little Challenger - side Miyu Okamoto -』
ハラミみゆ - すずさん
筆者さんの止め処なく溢れる未夕愛はかねてより骨身に沁みて感ずるところでありましたが、語弊を恐れず言ってしまうとそれらはTwitter上でのみ、断片的にだけ垣間見ることのできたものでしかなく、ですからこうして一冊の本として、丁寧に、繊細に、ひとつひとつを積み上げてこられた物語を拝読して、ようやく、本当の意味でその愛を受け止めさせていただきました。ですが、きっと、これはまだその一端に過ぎないはず、また、迸る愛を感じさせてください!
C87 委託にて
ジェットコークマニアさま(http://jetcokemania.hatenablog.jp/)のスペース、
12/28(日)東ピ - 21b
にて、下記三冊のWUG百合小説本を委託頒布頂けることになりました。
・『想い想われ片想い』 / A6コピー / 128P / 200円
未夕×佳乃。pixivにて公開している連作(過去作紹介:想い想われ片想い - Lilie Egoistica)をまとめ、後時談短編(10P)を書き下ろしたものです。
・『行き違えて、恋(上)』 / A6コピー / 100P / 200円
麻衣×志保。もうあと一歩の前進果たせぬばっかりに、ひとりでもんもん悩んじゃう、まいまいたちのお話の、上巻です。本文サンプルはこちら → http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=4429427
・『私と父と犬猫と、私と私と彼らと貴女』 / A6コピー / 約40P予定 / 100円
pixivにて公開している『私と父と犬猫と』(http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=4540079)の再録と、佳乃視点インナー&ダウナー系投げっぱなしレズSSです。勝手至極の過去捏造の多々ありますゆえ、その点お気になさらない方で、もしもよければ。
以上です。どうぞよろしくお願いいたします。
GLFes12/アイ☆FES3 ありがとうございました!
先日の表題イベントにて、お越しくださいました皆様、拙い本をお手にとってくださいました皆様、本当に、ありがとうございました! 楽しんでいただけたなら、そうでなくても、何かを思っていただけたなら、これに勝る喜びはありません。
まだまだ小規模ジャンル、あまつさえ小説本、地味の限りのコピー誌、ということで諸々覚悟を決めて臨みましたが、足を止めてくださったり、「WUG、好きなんです」とお声をかけてくださるたび、涙が出そうになりました。
諸般の事情(主に時間とページ数とホチキスの兼ね合い……)で告知と異なり志保×真夢話を収録できなかったことを改めてお詫び申し上げます。部数も両手で数え切れるほどしか用意できなく、申し訳ございません。
続き物になってしまった麻衣×志保本の続編はもちろん、やりたいことはまだまだありますので、またぜひ、よろしくお願いいたします。このたびは、重ねて、誠にありがとうございました!
GLFes12/アイ☆FES3 モントレ-39 Lilie Egoistica
10月19日、GLFes12/アイ☆FES3(www.lovefes.info)の、
配置番号:モントレ-39
サークル名:Lilie Egoistica
にて、WUG百合小説本出します。
志保×真夢及び未夕×佳乃の再録+書下ろし本と、麻衣×志保本のコピー誌2冊の予定です。
志保×真夢の再録は、
「ふたりのあいだを隔てるもの」/「fujifun」の小説 [pixiv]
未夕×佳乃の再録は、
「想い想われ片想い 前」/「fujifun」の小説 [pixiv]
「想い想われ片想い 中」/「fujifun」の小説 [pixiv]
「想い想われ片想い 後」/「fujifun」の小説 [pixiv]
のものです。
よろしくお願いします。